平成25年度に約14万匹もの犬猫が殺処分されています(平成25年度の統計資料より)。それは毎日なんと380匹以上にもなります。

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里親になるには?

里親になっていただくための条件

おうちの外・お庭で飼われる場合、
「しっかりとした塀あるいはフェンスが無い場合、逃亡を未然に防ぐ為それらを作って頂けない場合には犬を譲渡しておりません」「また、オフリード(敷地内での放し飼い)ができない場合も犬を譲渡しておりません」ので、予めご理解ください。室内飼いの場合はその限りではありません。
里親になっていただく方が近未来に種々のトラブルを抱え込まないよう、また譲渡犬、猫の健康上の理由で、JCDLでは6ケ月以上の子犬および成犬はみな不妊去勢手術を済ませています。
但し、高齢・健康状態等の理由により、不妊去勢手術をJCDLの判断で見送る場合もあります。
もし、健康上の注意点・問題点などがありましたら、あらかじめどんなことでもお伝えしています。
ご本人や家族の方々に、ワンちゃん猫ちゃんを子供と同じ様に御家族の一員と考えていただきたいと思います。
子犬やワンちゃんを単に番犬、玩具のようなもの、あるいは道具として望む方には差し上げられません。
JCDLでは、プロの飼育管理者が十分な時間をかけてそれぞれのワンちゃんの性格を把握しています。
ですからワンちゃんまたは子犬は、来訪される方々やそのご家族の個々の家庭環境、ライフスタイル、状況に合ったワンちゃんを御紹介しています。
 

里親になるまでの流れ

新しい御家族様に申し出て下さいましたお客様には、事前調査書(犬・猫)という書類にご記入をお願いしております。

(上記リンクから事前調査書をダウンロード頂けます。また里親希望で弊団体にお越しいただいた場合にもお渡しする事が可能です。)
 
調査書を記入されましたら、一緒に
1. 身分証明書(運転免許証or保険証)の裏表のコピー
2. お住まいがマンションもしくはアパート・賃貸物件の場合、賃貸契約書及びマンション規約の『ペット可』の部分&物件の住所が明記されているページのコピー
(※『ペット不可』の物件に住まわれている方には例外なく一切譲渡は行っておりませんので、御了承下さい。)
3. 動物達をどういう所でお世話していただけるのか確認したいので、お家とお部屋の写真数枚
4. 御家族様がご一緒に住まわれているのであれば、御家族様のお写真
も送っていただけると審査がスムーズに行えます。
ですので、事前調査書・身分証明書のコピー・賃貸契約書もコピー・お部屋(と御家族様)のお写真の4点(もしくは5点)がそろい、
OKがでれば問題ないので、御来所されたときに連れ帰っていただくことが可能となります。

新しい環境での注意とお願い

新しい環境に慣れるまでの間、逃亡やストレスを注意する意味で、ワンちゃんをつなぐことが必要なとき以外はオフリードでお願いいたします。
(ほとんどの場合、逃亡しようとしますのでもらっていただいた後、最初の一週間ないし二週間は特に逃亡に御注意をお願いします。)
JCDLの理想といたしましては、家族の一員として、家のなかでも一緒に生活していただきたく思います。
それがかなわないにしても、ワンちゃんが自由に動き回れるように、塀やフェンスのある庭で生活をさせてあげて下さるよう、お願いいたします。
塀やフェンスは、ワンちゃんが逃亡しないだけの高さと堅牢さを備えていることが必要です。これは、もちろんワンちゃんによって差異があるでしょうから、JCDLではお迎え下さるワンちゃんが、どのような塀やフェンスが適切かをお話しさせていただきます。
JCDLではこれまで申し上げてきた理由から、しっかりとした塀あるいはフェンスがない場合、また、それらを作っていただけない場合は、犬を譲渡することができません。
マンション等の集合住宅にお住まいの方にも、是非、ワンちゃん猫ちゃんとの生活の素晴らしさをお伝えしたく思っておりますので、御気軽にお問い合わせ下さいませ。
オフリードにできるよう、お考え下さい。
JCDLのスタッフが適切に御家族の一員としてお迎え下さるか
ホームチェックを実施させていただきます。
 

里親になっていただいた後で

ネームタグ(タグ)を付ける
すぐにお宅の電話番号と住所を明記した、JCDL特製のネームタグをつけて下さい。
特製ネームタグはJCDLの方で手配いたします。
特製のネームタグは首輪に通すもので、脱落の心配のないものです。
写真を撮る
ご自宅でワンちゃんの写真を撮って下さい。
(万が一、逃亡した場合の追跡捜索、張り紙、折込チラシ等に活用出来ます。)
そして慣れるまでは…
子犬であれ、成犬であれ、新しい環境に馴染むまで、最低2~3週間が必要です。
この期間に、絶対にワンちゃんが逃亡しないよう、特別な注意を払ってください。
新しい場所、環境、周囲の見慣れない人間は、ワンちゃんにとってはストレスのもととなるのです。
もらっていただいた後の2~3日は、食欲があまりなかったり、下痢をするかもしれませんが、これはよくあることです。
しかし、症状の改善が見られない時には、JCDL提携動物病院または最寄りの動物病院で獣医師にご相談下さい。
ワンちゃんと一緒に生活をする人は、お手入れやケアにおいてだけでなく、そのワンちゃんの性格を熟知するためにも時間をかけるべきです。
このことには毎日の生活でワンちゃんとともに過ごすことをはじめ、行動をともにすることで意志の疎通を図ることが含まれています。
これにより、ワンちゃんとの生活のなかの潜在能力が引き出されることになるのです。
ワンちゃんの性格は、その20パーセントのみ遺伝によるもので、残り80パーセントが日常においてどのように扱われ、どんな生活を強いられるかにかかっていることを常にお考え下さい。
一般に動物の厄介な問題行動というものは、しばしば飼い主側の彼らに対する無理解や適切な教育指導の欠如が原因なのです。
以前にワンちゃんを飼ったことがある等の経験は助けにはなりますが、より重要なのはワンちゃんのことを学び、さらによく知ろうとする姿勢が必要なのです。


     詳しい住所を掲載いたしますと犬猫が捨てられますのでホームページでは公表しておりません。
    詳細はお問い合わせ頂きますよう、ご了承の程どうぞよろしくお願いいたします。



 
犬の十戒 (作者不詳)
  • 1. My life is likely to last 10 to 15 years. Any separation from you will be painful for me.
  • Remember that before you buy me.
  • 私の一生は10~15年くらいしかありません。ほんのわずかな時間でも貴方と離れていることは辛いのです。
  • 私を飼う前にどうかその事を考えて下さい。
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  • 2. Give me time to understand what you want of me.
  • 私が「あなたが私に望んでいる事」を理解できるようになるまで時間が必要です。
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  • 3. Place your trust in me. It's crucial to my well-being.
  • 私を信頼して下さい…それだけで私は幸せです。
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  • 4. Don't be angry at me for long and don't lock me up as punishment.
  • You have your work,your entertainment and your friends.I have only you.
  • 私を長時間叱ったり、罰として閉じ込めたりしないで下さい。
  • あなたには仕事や楽しみがありますし、友達だっているでしょう。でも…私にはあなただけしかいないのです。
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  • 5. Talk to me sometimes. Even if I don't understand your words,
  • I understand your voice when it's speaking to me.
  • 時には私に話しかけて下さい。たとえあなたの言葉そのものはわからなくても私に話しかけているあなたの声で理解しています。
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  • 6. Be aware that however you treat me, I'll never forget it.
  • あなたが私の事をどんな風に扱っているのか気付いて下さい。私はその事を決して忘れません。
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  • 7. Remember before you hit me that I have teeth that could easily crush the bones of your hands but that I choose not to bite you.
  • 私を叩く前に思い出して下さい。私にはあなたの手の骨を簡単に噛み砕くことができる歯があるけれど、私はあなたを噛まないようにしているという事を。
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  • 8. Before you scold me for being uncooperative,obstinate or lazy, ask yourself if something might be bothering me.
  • Perhaps I'm not getting the right food,or I've been out in the sun too long or my heart is getting old and weak.
  • 私のことを言う事をきかない、頑固だ、怠け者だと叱る前に、私がそうなる原因が何かないかと、あなた自身考えてみて下さい。
  • 適切な食餌をあげなかったのでは?
  • 日中太陽が照りつけている外に長時間放置していたのかも?
  • 心臓が年をとるにつれて弱ってはいないだろうか?などと。
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  • 9. Take care of me when I get old. You, too, will grow old.
  • 私が年をとってもどうか世話をして下さい。あなたも同じように年をとるのです。
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  • 10. Go with me on difficult journeys. Never say, "I can't bear to watch it." or "Let it happen in my absence." Everything is easier for me if you are there. Remember, I Love You・・・
  • 最期の旅立ちの時には、そばにいて私を見送ってください。
  • 「見ているのがつらいから」とか「私のいないところで逝かせてあげて」なんて言わないでほしいのです。
  • あなたがそばにいてくれるだけで、私にはどんなことでも安らかに受け入れられます。
  • そして…どうか忘れないで下さい。私があなたを愛していることを。
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How Could You …(どうして…?) by Jim Wills (ジム・ウイリス)

私がまだ仔犬だった頃、私はあなたが喜ぶような仕草をして、あなたを笑わせました。あなたは私のことを「うちの子」と呼び、私がどんなに靴やクッションをいたずらしても、私をあなたの最良の友としてくれました。
私が悪さをすると、あなたは私を指さし、その指を振りながら「どうして……?」と問いました。しかしあなたはすぐに微笑み、私を転がしてお腹をなでてくれました。
あなたがとても忙しかったので、私のいたずらは思ったより長く続きましたが、それはお互い時間をかけて解決しましたね。
あなたに寄り添い、あなたの信念や、誰にも秘密にしている将来の夢を聞き入った夜の事を、私は今でも覚えています。あの時私は、これ以上幸せな人生はないと、固く信じていました。
私たちはたくさん散歩をし、公園で走り、ドライブし、途中でソフトクリームを食べました。(あなたは、「アイスクリームは犬の身体に悪いから」と言って、私にはコーンしかくれませんでしたが……)私はいつも陽だまりでうたた寝をしながら、あなたが一日の仕事を終えて家に帰ってくるのを待ちました。
次第に、あなたは仕事や出世のために費やす時間が長くなり、やがて人間のパートナーを探すようになりました。私は辛抱強く待ちました。あなたが傷ついた時や落ち込んだ時にはあなたを慰め、あなたの決断が間違っていても決して避難せず、あなたが家に帰ってくると、おおはしゃぎして喜びました。
あなたが恋に落ちた時も、いっしょになって歓喜しました。
彼女(今はあなたの奥さんですが)は、「イヌ好き」な人ではありませんでしたが、それでも私は彼女を受け入れ、愛情を示し、彼女の言うことを聞きました。あなたが幸せだったから、私も幸せだったのです……。
やがて人間の赤ちゃんが産まれてきて、私も一緒に、その興奮を味わいました。赤ちゃんたちの、そのピンク色の肌に、またその香りに、私も魅了されました。私も、赤ちゃんたちを可愛がりたかったのです。
しかしあなたたちは、私が赤ちゃんを傷つけるのではないかと心配し、私は一日の大半を他の部屋やケージに閉じ込められて過ごしました。私がどれほど赤ちゃんたちを愛したいと思ったことか。でも私は「愛の囚人」でした。
赤ちゃんたちが成長するにつれて、私は彼らの友だちになりました。彼らは私の毛にしがみついて、よちよち足でつかまり立ちをしたり、私の眼を指でつついたり、耳をめくって中を覗いたり、私の鼻にキスをしました。私は彼らの全てを愛し、彼らが私を撫でるたびに喜びました。何故なら、あなたはもう、めったに私を触らなかったから……。
必要があれば私は命を投げ出しても、子供たちを守ったでしょう。私は彼らのベッドに潜り込み、彼らの悩み事や、誰にも秘密にしている将来の夢に聞き入りました。そして一緒に、あなたを乗せて帰ってくる車の音を待ちました。
そして、あなたは別の街で新しい仕事を見つけ、みんなでペット不可のマンションに引越しをすることになりました。あなたは「自分の家族」のために正しい決断をしましたが、かつて、私があなたのたった一人の家族だった時もあったのです。
私は久々のドライブで、とても嬉しかった……保健所に着くまでは……。そこには犬や猫たちの、恐怖と絶望の匂いが漂っていました。あなたは書類に記入を済ませて、係員に「この子によい里親を探してくれ」と言いました。保健所の人は肩をすくめて、眉をひそめました。彼らは知っていたのです、歳を取った成犬たちが、たとえ「血統書」付きでも直面する現実を……。あなたは、「パパやめて、ボクの犬を連れて行かせないで!」と叫ぶ子供の指を一本一本、私の首輪から引き離さなければなりませんでした。
私はあなたの子供のことを心配しました。何故なら、あなたはたった今、このことを通して、友情、誠実さ、愛、責任、そしてすべての生命への尊重の無意味を、彼に教えたのです。あなたは私の頭を軽くたたき、「さよなら」と言いました。あなたは私から目をそらし、首輪とリードを持ち帰ることさえ、丁重に断りました。
あなたにとって守るべき期日があったように、今度は私にも期日がやってきました。あなたが去った後、優しい女性係員が二人やってきて言いました。「何ヶ月も前からこの引越のことを知っていたはずなのに、里親を探す努力もしなかったのね……」と。彼女たちは首を振りながらつぶやきました「どうして……?」
保健所の人たちは、忙しさの合間に、とても親切にしてくれました。もちろんゴハンはくれました。でも、私の食欲はもう何日も前からなくなっていました。最初は誰かが私のケージの前を通るたびに走り寄りました。あなたが考えを変えて私を迎えに来てくれたのだと願いました。今回のことが全部、悪夢であってほしいと願いました。そうでなければ、せめて私を気に留め、ここから助け出してくれる誰かが来てくれればと……。
しかし、幼い仔犬たちの愛情を求める可愛らしい仕草には敵わないと悟った年老いた私は、仔犬たちの明るい運命を脇目に、ケージの隅に引っ込み、ひたすら待ちました。
ある日の夜、係員の女性の足音が近づいてきました。私は彼女の後に続いて通路をとぼとぼ歩き、別の部屋に行きました。しんと静まり返った部屋でした。彼女は私を台の上に乗せ、私の耳を撫で、心配しないでと言いました。私の心臓が、今まさに起きようとしている事実を予期し、ドキドキと鼓動しました……(後略)


     詳しい住所を掲載いたしますと犬猫が捨てられますのでホームページでは公表しておりません。
    詳細はお問い合わせ頂きますよう、ご了承の程どうぞよろしくお願いいたします。